Practice makes perfect

ロンドン駐在妻のテニス奮闘記!

CAE合格しました!

2020年12月に受験したCAEの結果が、ようやく発表されました。

ロックダウンの影響もあり、採点や結果リリースに遅れが生じていたようです。

 

さて今回の結果がこちら。

 

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はい、全部ギリギリでしたが、合格は合格!という区分です。

あんなに苦手だったuse of Englishだけが高得点でした。試験当日に感じた手応えは、嘘ではなかったようです。笑

全部の項目が満遍なく同じくらいの出来、との判定なので、英語の総合的な能力は認められた、と分析します。スピーキングはお情けでしょう…

 

完全独学で、テキストだけをひたすらにこなして受験に挑み、合格も手にしましたが、正直な感想は、「え、私の英語力はアドバンスなの?」と懐疑的です。。

体感としては、不自由なく英語を使えているかといわれると微妙だし、日常生活や勉強で困ることはないけど、ビジネスや取引場面でのスピーキングなんてできそうもないし、早口のドラマやコメディの笑いのつぼを理解するリスニング能力もなく。

やはり、「第二言語学習者」としてはそこそこ上位、ということを示す試験なのかなと思います。

私の発想はいつもネガティブになりがちですが、十数年ぶりにガチで英語を勉強した甲斐がありました!

特に、日本にいたころはリスニングに苦手意識を持っていましたが、ロンドンに来てから聞き取れるようになった部分も大きいので、30後半ですがまだまだ伸びしろあるんだなって感慨深いです。笑

 

ロンドン駐在中の一つの目標を達成できて、これで悔いなく日本に帰れます!

 

今日のひとこと:Practiceとpractise (その2)

on-a-winning-streak.hatenablog.com

 

私のブログには、「practice practise 違い」みたいな検索でたどり着くひとも多いようです。イギリス英語の綴りって、やはり紛らわしいですよね。

 

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↑practise (動詞)の実用例です。街中の貼り紙で見かけました。

練習する、以外の意味でも、「実施する、行う、実行する」の意味でも使うプラクティス。

世相を反映した表現ですね、practise safe distancing!

 

CAE初受験!感想&まとめ・後編

  • Listening (40分)
リスニングに関する私の持論は、believe in your gut feeling! 
正にこのフレーズの通りのダイアログがありましたが、これかな?あれでもこっちも怪しいな?と思って変えると間違える。
リーディングについても同じで、最後の二択まで絞れても、本物の理解力がない奴はふるいにかけられるような問題ばかりなので、直感を信じたほうがよい、との結論です。
試験あるあるかもしれませんが。
 
☆パート1
一番短めのダイアログで日常会話トピック、練習問題ではほとんど落とすことがないパートだったのに、、今日は正直、選択肢に答えなくない?トラップに陥ってしまいました。涙
言ってることはわかってるのに、書かれていること(パラフレーズされた要旨)が深く理解できず、文に集中すると聞き逃し、耳を済ますと文字が追えない。やってしまった〜。ま、三択なので合ってるかも😙ww
 
☆パート2
地獄のディクテーション。
めちゃくちゃ苦手で、衝撃の全問不正解も体験した鬼門。
なのですが、今日は全部聞こえた&書き取れた気がする!
そんな薄っぺらい自信なんて木っ端微塵に打ち砕かれる試験とは分かっていても、明らかにちゃんと聞き取れた情報を元に回答できただけでもマシです!
バイク便ライダーの男性によるスピーチでした。
 
☆パート3
ライティングのテーマと同じく、広告宣伝における効果・企業努力etcがテーマでした。
ラジオ番組に招かれたゲスト二人とパーソナリティによるパネルディスカッション形式。(パート3の鉄板)
毎回、1、2個はうーーん、、と悩む問題に出くわすのですが、まさに今回もそうでした。わからないものはわからない!😂
 
☆パート4
2に次いで苦手なパートのですが、ちょっとコツをつかめてきたな、というところまで持って行けてからの受験だったので、まぁ半分くらいは出来てるといいなぁという感じです。
ガイドブックを手に取った理由と、その本に関する批判はどれか、という2つのタスクを同時にやるのですが、スピーカー4の話は全く意味不明で適当にマーク(諦めも肝心)、スピーカー5は最後の最後で1つ答えを変えてしまったのを激しく後悔してます。gut feelingの法則に背いてしまった。
 
全員が同じテーマで、5人連続で話す。
スピーカーの話は分かるのに、選択肢が恐ろしくdistractingです....
しかも、それぞれのスピーカーが他のスピーカーと被るような話、同じような単語を使って話すので、正に話の論旨・要点・キーワードとなる接続ワード(but the most importanly, / but this is not the thing I had been impressed the mostなど)を注意深く聞かなくてはなりません。 
ガッチリハマったときは全問正解しやすいパートですが、一度罠にハマるともう泥沼です。笑
 
CAEリスニングは、迷って直して間違えた、というさらにその上をいくパターン=そのどちらでもないのが正答、という可能性もあり、もはや私の英語力が疑わしいとしか言えないです(笑)
 
 
  • Speaking (15分)
前編で述べたように、「私とペア組まない?」とその場で声かけてくれたスペイン人女性と臨みました。しかも順番まで受験生に決定権があり、一番目を志願しましたw
 
ぶっちゃけ・・・
今日のテストの中で一番やらかしちゃった感が強いのがスピーキングテスト。
 
 
☆パート1
 
Where are you from? 
という1問目に
I'm from Japan. 
しか言わなかった私、、バカすぎる〜😣英検3級か!と自分にツッコミました。。
 
おそらくここでの模範解答は、
 
I'm from Japan and was born in Osaka, which is one of the biggest cities in the west part of Japan. But soon I moved to a small city on the outskirts of Tokyo, and had been raised until I graduated from high school
 
 
※ほぼウソです。
 
でも、試験官は私のバックグラウンドは1ミリも知りません!
スラスラなんかしゃべることが大事なテスト、、と分かっていたのにこの有り様。
これもまた学びです。
 
 
☆パート2
1分で2枚の絵の比較してしゃべる、私が最も苦手なパート。
絵次第なところもありますが、今日のマテリアルは、
 
・水族館
・南極クルーズ船
 
の3枚。あ~、外れくじ引いた!と見た瞬間思いましたw
 
その絵に対して、
Why might have they chosen to visit there? 
What effects might have these places had on them? 
みたいな2問をまとめて1分でプレゼン。
 
もう、、最悪の1分でした。。
そんなん知らんがな!と心の中で叫んだのは言うまでもありません。
 
私は水族館とマチュピチュをチョイス。
(極端に違う状況の二枚を選ぶ方が、比較しやすいです。)
 
いま思いつく模範解答は、
 
People who'd like to enjoy outings with their children might have chosen the aquarium, whereas some adventurous and lively people would be fascinated to visit such a hidden place. 
 
Machu - pichu, I guess, would help people broaden their eyes and intrigue them with its mysterious history and unexplored beauty. On the other hand, I imagine the aquarium seems to attract curious children, and young families as well, providing one of the good memories of family gathering in their childhood. 
 
 
みたいな感じでしょうか。
 
水族館訪問が与える影響ってなんでしょうw冷静に考えてもよくわからない。
海洋生物の知識?神秘的にディスプレイされた熱帯魚に心が癒される?
日本語でも迷う解答の場面ですが、迷ってる場面は1秒もない中で、英語で答えるハードルの高さに、私は打ちのめされましたw
 
しどろもどろな自分が何言ってたのかほぼ覚えてませんが、最後はマチュピチュが与える影響が言葉にならず、若干フリーズしました。想像力や瞬発力を発揮したプレゼン能力がないことだけは、しっかりと露呈しました😂
 
ちなみにパートナーの写真は清掃に従事する姿を写した3パターンで、どんな人々がこの仕事に携わるか、それから大変な点は何か、という質問。こっちのが答えやすい、、
私への質問も、どの人々が一番長く作業しなくてはならないか、という簡単なものでした。
 
 
☆パート3&4
 
決められたテーマでのディスカッション。
 
私の予想は世相を反映して「オンラインラーニングの是非」みたいなものかと思ってたのですが、与えられたテーマは、
「なぜ人々はこのような活動をするのか」
スポーツ
山登り
楽器演奏
小説執筆
などなど
 
私を指名してくれたスペイン人女性に感謝!トークを出来たと思います。
ディスカッションっぽい言葉もお互い出せました。
個人的な体験を(おおげさに盛って)交えながら、楽器演奏はテクニックだけではなく、忍耐力や継続することの大切さを教えてくれる、(なぜかendureとかbeing patientがスラスラ出てこなかった)小説は創造性を高めてくれる、とかなんとか。それっぽいことを一通り述べられたと思います。
 
最後結論を出す時にはなぜか、「一番determined な活動はどれか」みたいな質問を出されました。
私は真っ先に「山登りは重大な決心が必要」と答え、そこから他の活動を比較して、インドアアクティビティの方が気軽かも、でも屋外アクティビティが好きな人は山登りも苦じゃない、大事なのは個人的な好み、みたいな、結論があるようなないような話ではありましたが、他の要素と比較、相手の考えに同意したり自分の意見を足したりして話す、という、このセクションのpurposeは達成できだかなぁと思います。
 
パート4は、パート3のトピックスに関連する内容を聞かれるのですが、
◎夢を持つことは大切だと思うか?(私)
Do you agree? (パートナー)
◎人は仕事に精を出すことが大切か、それはなぜか?(パートナー)
Do you agree? (私)
みたいなやり取りをしました。
 
最後の質問に対して私は、仕事に個人を捧げることも大事だが、ワークライフバランスは家族構成にも影響される、仕事100%の生活は誰もが可能ではない、みたいなちょっとした意見の付け加えを、自分の体験談も交えて述べました。
 
文法的なaccuracy, fluency, 発音、発信した内容がpersuasiveであるか、確固たる根拠に基づいているか、advanced vocabulary使えてるか、みたいな観点から、総合評価されます。
面接官の女性がとても穏やかで、にこやかに私の話に聞き入ってくれていた(風)なので、悪い印象を与えたつもりはありません。が、アティチュードも大事だけど、正確性の方がもっと大事だよ、というのがCAEのスピーキング。さて結果はいかに。
何も対策できてない部門なので、今回の結果を見て今後の対策を考えるしかないです。
 
  • 総評
CAEは、大学入学や進学を目指す人向けなアカデミックな試験ではありますが、
よくあるテーマは、
◎言語・語学(調査レポート、書評、インタビュー)
◎サイエンス(リーディングの鉄板)
◎芸術・ノンフィクションルポルタージュ
◎宣伝・広告
◎教育(コースレビュー、批判、調査レポート)
◎環境問題
地域活性化(社会問題全般)
 
ソースはどこなのかわかりませんが、マテリアル読んでるだけでも「へぇ~!」と思うこともたくさんあって面白かったです。
 
リーディングの課題(input)に出てくる英語と同じレベルが、自分で書き表せたりしゃべってプレゼンしたり(output)できること。そんな総合的に求められます。
 
大事なのは、もちろん試験に合格すること(最低限の目標)なのだけど、CAEのテキストレベルの英語を不自由なく操れたら、ネイティブに混じって勉強したり仕事したりするうえでも不自由ないだろうな、という点。
 
でも、平たく言ってしまうと、高校生のころに授業で使っていた参考書(forest)を、一文字一句逃さず全て身につけて、完璧に発音できて、聞き取れて、というところにたどり着くことができたら、それはCAEレベルに十分匹敵します。
倒置表現(Only had I seen before...とか、No sooner did I get there とか)、A is to B as C is to Dとか、あれ、これ大学受験の頃見たことあるな?という表現がわんさか出てきます。
文法って無限にあるわけではないので、構成の基本を押さえたらあとは無限に応用していくだけなので、この「基本を完璧に叩き込む」ことが圧倒的に大事です。それからボキャブラリーをどんどん増やす。
 
極端な例ですが、「この大学の英語コースにはいい先生がたくさんいて、面白い教科書もあるので、お薦めです」みたいな日本語能力では、社会人としては失格なのと同じで・・・w
「当英語コースは、専門的な知識を併せ持つ一流講師陣を取り揃え、学習者一人一人のレベルに合わせた個別学習環境を整えております。厳選されたテキストや教材も、大変ご好評を頂いております。」みたいな内容を、日本語でも英語でも表現できるかどうかって、すごく大事だと思うのです。
 
試験はひと段落しましたが、ここで学習をやめたらたぶん後退するので、とにかく細々とでも続けよう、と思いました。まさにpractice makes perfect.
 
結果は1月中旬にオンライン発表です。それまではもう少し、リラックスして過ごしたいと思います。
 

CAE初受験!感想&まとめ・前編

 

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詰め込み・付け焼き刃の知識が通用しないことを痛感しながらも、
結局は最後の追い込みだけで試験を受ける羽目になってしまった私の体験記ですw
 
ここ2週間ほど、一日8時間ペースで勉強に明け暮れた毎日。
試験3日前から体調を崩して風邪を引き、当日のことが危ぶまれましたがどうにか持ち直して乗り越えました
ふだんやらないことやったせいで、ストレスと疲れで免疫下がったのようです😂
 
  • テスト当日
テストは9時からスタート、Registerは8:30から開始とのことで、8:10には会場入り出来るペースで、7:20に家を出ました。
 
このカレッジ、2年前に一般英語コースに通っていたので、ちょっと馴染みある環境というのも落ち着けてよかったです😊
 
 
さてこの日は、IELTS, 及びLife in the UK (?) など他にテストも同日開催で、コロナ対策もあり会場は長蛇の列。
 
8時40分くらいに会場に現れた人で、レジスターに間に合わずに追い返されてる人もいました。思い切り遅刻ですよ···。
受付の人も何度も呼びかけてたし、そもそも遅れる方が悪いと思います。受験料が水の泡なのは哀れですが、すごく粘って交渉していました。(もちろん受けさせてもらえないw)
 
Cambrige Exam は最後に呼ばれ、この時点で8時50分、試験開始は20分ほど遅れました。思い切り遅れてるけど特に明確なアナウンスもなく、不安が残るスタートを切りました。
今回の受験者は私も含めて6名しかおらず、部屋もコンパクト、休憩時間もサクッと終わり、一度試験が始まるとどんどん進みました。
 
というか、、
概ね自由な感じでカジュアルだな〜と思うことが多々😂
 
まず、休憩時間が10分だったり15分だったり、監督者のさじ加減一つでアレンジ自由。
試験中はマスク外してもOKでした。
 
会場には時計持ち込み禁止なのに、係員が用意したオンラインタイマー(プロジェクター投影)が途中から消えて、アナログ時計が登場したり。
さらに係員が残り五分のリマインド忘れたことを私の後ろにいた女性は怒り、勝手に2分くらいリーディング時間(アンサーシートに写す時間)延長してたし、一番驚いたのは、スピーキングテストのペアを自分たちで決められたこと(笑)
 
ゆるさ満点な環境なので変な緊張感もなく望めたのはよかったけど、ビミョーなところが厳しくて、無印の消しゴムを持参したらカバーは外して、と取り上げられました😂
 
概して、なんというか・・・外国のテストって感じがしてしまったのですが、概ねの自己評価は、かなり手応えあるのでは!という出来栄えでした!
 
 
以下各セクションの振り返りです。
 
  •  Reading and Use of English (90分)
とにかく時間との勝負今回はどうにか全問しっかり目を通せたので、それだけでも余力があったほうです。
というのも、練習問題として使っていたテキスト(友人から拝借)が激ムズで、ことごとく撃沈していた私、、

eltngl.com

Cambrige English Pressが出してる本より難易度高かった気がします。

それを考えると、意外なほどスラスラ出来て、苦手なパート3、4も自信を持って答えられた割合が高かったです。(あくまでも自己満足な範疇での自信w)
 
後半パート5〜8の怒濤の長文読解4連続は、以下の戦略を立てました。
 
①5はサクッとやる。
②6のレビュー比較は苦手だから捨てる。
③7はガッツリやる(一問2点×6)。
③8も丁寧にやる(1点×10、割と解きやすい)。
 
6は2点×4で配点は高いのだけど、考えても分からない、頻繁に外す、どうせ記号なので当たる可能性もある。今回は読む時間あったけど、やる時間なかったら塗り絵だけするつもりでした。
要は、他の問題でお堀を固める寸法です笑。
90分で全部こなすには、スキミングしながら精読する読解力が必要です。いや〜本当にしんどかった。
 
  • Writing(90分)
 
エッセイのテーマは、
「効果的な宣伝広告とはどんなものか」
論点は、
Informative, humourous,  &もう1つ(忘れました)
2つを論じてどっちがより大事か意見せよ、という、王道中の王道問題でした。
 
 
2つ目は、
Mail, report, propsalの3つで、
友達へのメール返信(自分が通ってた英語コースについて)をチョイス。良し悪しは別として、わりとスラスラ書けました。
 
10月〜試験前日までに、ライティング対策のエッセイ関連はトータル22本書きました!
 
1本220-260 words 構成の下書きから完成までの時間の目安は45分。
まずは紙に書く→グラマリーでスペル・文法チェック→自分のメールに送って保存、見返し。
それを延々と繰り返すこと22回、傾向と対策としては十分な数をこなしたので構成には自信があるのですが、スペルが不確かだったり、不要なところにtheをつけてしまったり、何より上位表現をスラスラ使いこなせるレベルにはならず。
そしてたぶん、字数オーバーです。解答用紙見本を公式ホームページからダウンロードできるので、「ここまで書いたら字数範囲内」というメドをつけて練習していたのですが、案の定その行数を上回る分量を書いてしまいました。ペンで書いてるから消せないし、取り消し線ばかりじゃ汚らしくて読めないし、ペーパーベースで受ける場合、分量を「減らす」のは非常に困難です。
ライティングだけコンピューターベースで受けられればいいのに~。
せめて合格点は取れてるといいなぁ。
 
ライティングが終わった時点で、会場に来てから4時間が経過していて、疲労もピークでした😫

CAE: 私の勉強法(備忘録)

ロンドンでの生活が2年8か月を超え(この間一度も日本に帰っていません)、ようやく!ようやく!!BBCニュースなどの正統派イギリス英語だったら、字幕なしでも聞き取って理解できるレベルになりました。そんなレベルの私のCAE挑戦、3年計画だったはずが、結局最後試験直前に追い込まれてどうにかこうにか頑張ってます…

やはり、「試験に申し込んだ」という後がない状況は、人を強くします。(笑)

 

さて、ぼんやりしてしまった感も強い過去を後悔しつつ、これまでコツコツ積み上げてきた学習方法まとめです。

 

①単語編

ケンブリッジ大学ベースの英語試験なので、やはり攻略&活用するべきはこの辞典!

dictionary.cambridge.org

 

とにかく、例文が秀逸なんです。そのまま辞書の例文をコピペ&丸暗記すれば、実践的な場面で使いたいナチュラルな表現がわんさかでてきます。

 

例えば、treadmill。

TREADMILL | meaning in the Cambridge English Dictionary

There were days when having kids seemed like an endless treadmill of feeding, washing, and nappy-changing.

 

自分の過去を思い出して、切なくなった&心にしみた例文…( ;∀;)

treadmill of~というコロケーションもばっちり覚えられます。

何を隠そう、句動詞(phrasal verbs)の知識も大量に必要なケンブリッジ英検、単語単品で覚えても全く使い物にならないので、コロケーションや前置詞の使い方もセットで正確に覚え、使いこなせないと全く点数が取れません。

そして、この辞書サイトの素晴らしいところは、自分だけのワードリストが作れる点です。

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my word list から自動テストも生成できます

単語を調べる→辞書登録する→あとでまとめて見返す、クイズ機能を使って復習する、など、活用方法は山のようにあります。どれも無料でできるので、とてもお薦めです。

イギリスに来てから使い始めたこの辞書、1000単語以上調べて辞書登録してますが、果たしでどのくらい覚えた(身についた)のだろう…(遠い目)

 

さらに、何度も調べて間違ってしまう単語、およびスピーキングやライティングで実践的に使いたい(希望)単語などは、辞書で調べた単語をコピペして、グーグルタスクにも同じようにメモをしてます。オフラインでもまとめて見返すことができるので!

 

②テキスト編(リーディング)

CAEのリーディングは、90分の制限時間で文法的な筆記問題に答えるパート、及び長文読解(3000語~3500語)に答えるパートで構成されていて、とにかく時間との戦いです。

そして繰り返しますが、単語を正確に覚え、使いこなせないと全く点数が取れません。

そこが、英検やTOEICとは根本的に違うところ。選択問題だけでなく、筆記パートもたっぷりあるので(Use of English)、うろ覚えの知識では太刀打ちできません。だからこそ、この試験勉強のプロセス自体が非常に有効で、試験を受ける、受けないにしてもテキストを使うだけで、ものすごくためになります。

 

私が使っているテキストの一冊目はこちら。語学学校に少しだけ通ったときに使っていたテキスト。やってないページの方が多かったので、自主学習に使いました。アドバンスレベルの単語がわんさか出てきます。さらにライティングの構成方法、文法事項の説明もくまなくカバーされていて、非常に勉強になります。

www.cambridge.org

実践的な対策にはこちらの一冊。6回分のテスト形式の問題が載っています。このテキストは、本屋で自分で買いました(2年前くらいにw)。

www.cambridge.org

 

③ライティング編

本当はネイティブの添削とか、プライベートレッスンとか取ってガッツリ見てもらうのがよいのでしょうが、220-260 wordsのエッセイなので、正直書くのはそこまで大変じゃない&お金かける余裕もないので、とにかく例題をすべてやりまくって、数をこなす方向にシフトしました。というのも、はるか昔の話ですが、アメリカの某大学に正規で交換留学していた経験がある私、、、、エッセイは吐きそうなほど書きまくり、何十時間も図書館にこもってリサーチ&ペーパー書きまくりの日々、という下地があるので、フォーマルライティングなんて正直どうにでもなるんじゃ?という変なゆとりも感じていますw

でも、、、、解答例を見ると撃沈。

私が使ってる語彙の陳腐さと言ったら。ネイティブの子なら中高生レベルかも。

ここで求められるのは、エッセイだけではありません。90分で2本書くのですが、二つ目は、パンフレットや書評、レビュー、市町村への提言、企業へのクレーム、友人へのメールなど、多岐に渡るテーマから選択する形です。どれもこれも、すごく実践的な場面設定だし、使いこなせないとビジネスの場面では役立たず認定されてしまうんだろうなぁと実感するほど、やればやるほど表現力は高まっていくのを感じるのですが、結局使える言い回しって限られていて、自分の限界を感じるこの頃です‥‥。読むのはできるんです、言ってることもわかるんです、でも、使えない。書けない。えーん。

 

でも、ライティングスキルはそこまで高くなくても大丈夫です。なぜならIA添削が優秀なので(笑)

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Grammarly最高!何度もプレミアムに移行したい気分になってますw

www.grammarly.com

自分で書く→グラマリーにコピペ→自動添削→修正

私がライティング対策にやってるのはこれだけです。ワードカウント機能があるのも◎

 

 

④リスニング編

CAEの英語はイギリス英語がベースだけど、時折second language話者かな?という訛りのある英語も含まれています。ロンドンも正にそんな感じで、めちゃくちゃきれいなクイーンズイングリッシュをしゃべる人なんてまれで、アジア訛りだったり、強すぎて聞き取れないインド訛りだったり、あぁ言語ってツールだよね、と実感することが多いです。

言わずもがな、仮にも英国暮らしの現在、TVをつければ英語・英語、外に出ても英語・英語、英語に触れる機会は圧倒的に多いので、特に対策らしきことはしてませんが、意識的に英語を取捨選択しないと、英語に触れなくても生きていけるのは事実です。

特にこのロックダウン生活。家族との生活は100%日本語なので、英語圏にいるのを忘れそうなほどw

そんなわけで、学習用に聞いているポッドキャストはこちら。

teacherluke.co.uk

惚れ惚れするほど美しく聞き取りやすい、ブリティッシュイングリッシュ!ルーク先生のしゃべり方が本当に好きです。テーマも面白いので、聞き流しにもお薦め。

 

そして、正統派英語に触れるなら、"The Crown”を見るべし!

The Crown | Netflix Official Site

エリザベス女王役の女優さんが圧巻で、英語の発音も話し方も、本物の女王そっくりです。ちなみにこのドラマは、字幕オンにしないと私には理解不能です・・・。

 

ちなみにCAEのリスニングマテリアルは、お陰様で聞き取れるようになれました。ネイティブのナチュラルなスピードよりは、ややゆっくりめなんだなと感じます。

が、しかし。たとえ内容を聞き取れても、選択肢に答えないじゃん?という思ってしまうようなトラップが多いので、本当に難しいです。

パート4は本当に鬼で、解答には不要な選択肢が含まれていたり(5問なのに選択肢8個)、1つの話者のスピーキングに対して、2つの問題をに同時に答えなくてはいけなかったりと(◎◎した理由、および△△の結果はどれか、みたいなタスクを同時にこなす)、読みながら聞く、聞きながら読む、およびパラフレーズ・要約された文章と聞いた内容を一致させる、ハードルの高さよ。

あ、これ自信ある!と思ったものも間違ってるし、解答読んでも「え、なんでこれ?」って思うものもあるし、本当に翻弄されています。。えーん。

 

⑤スピーキング編

これは…語学学校に行って、このテストを受ける仲間同士で対策を練るのが一番の近道です。「絵を見比べて1分で違いや理由を話せ」とか(考える時間なし!)、「二人で議論して結論を出せ」といったパートナーありきのテストなので、一人ではどうにもこうにもw

これこそ、オンラインレッスンとかを取ることも考えましたが、私は別に発音が苦手なわけでもなく、もはや瞬発力・イマジネーション・交渉したりその場を繋いだりする言葉遣いが命綱なので、ひたすら独り言つぶやいてますw

たとえばパート1、ロッククライミングしてる人と、ボート漕いでる人、乗馬してる人、三枚の写真があって、「この競技をするのに必要なことはなにか、そしてなぜこの競技をやるのか」なんて二つの質問に、1分で答えるのです、1分で。しかも、はいお願いします、って言われてから考える余地なしですぐスタートです。口から出てくる言葉をポンポン話せないと、1分なんて一瞬で過ぎてしまいます。恐ろしや。

スピーキングテスト自体は15分くらいしかないので、あとは当日のパートナーがどんな人かとかにもよるので、もう諦めの境地というか、とにかく話せる上位語彙を増やすことのみに尽力します。

 

 

CAEの勉強をしていく上ですごく役に立ったのは、各セクションのために学んだり身につけたりした知識が、他のセクションでもすごく役に立つことです。例えばリーディングで出会った新しい言葉は、そのままライティングでも使えるし、たとえスペルが完璧でなくとも、その言葉はそのままスピーキングでも役に立つし、リスニングでも、あ、この言葉聞いたことある、と繋がっていきます。

英語を正確に体得した、という実感がものすごく強いので、ある程度の基盤がある学習者なら、TOEICではなく、ケンブリッジ英検や(日本の)英検対策をやっていくと、語彙もどんどん伸びていくと思います。

ちなみにCAEと英検1級は同じくらいのレベルだそうです。

私はアメリカ留学から帰国した直後ですら、英検1級に二連続で落ち、TOEICも890点くらいでした。あんなに若かった時でさえ!www

だたあの頃は、ビジネス場面で必要とされる語彙なんて全然知らなかったし、そういう実践的なスキルも必要性を感じていなかったなぁと思います。CAEはアカデミックな英語はもちろん、実践的なビジネス場面や日常生活でも大いに使える表現の宝庫です。合格・不合格に関わらず、少しでも勉強しておいてよかったなぁと思えるテストにチャレンジしたことは、私の駐在生活でも上位に入る「やってよかったこと」^^

 

と、まとめムードになってるけど、まだ試験は終わっていないし、こんな長文ブログを日本語で書いてないで、勉強するべきwww

完全に現実逃避してますが、試験の詳細やレポートはまた今度。

 

 

 

 

 

14/11/2020 二回目のロックダウン中の英国より、いろいろ近況報告。

 

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写真のリーズ城は、本文とは全く関係ありませんw

 

またまたブログをサボること、約半年経過・・・

 

前回のロックダウンが明けて、息子&私がレッスンを再開できたのは、9月。

そこからわずか二ヶ月で、イギリスは二度目のロックダウンに突入しました( ;∀;)

 

前回と同じく、またもや屋外テニスコートは施錠されてしまい入れず。

息子たちのレッスンインドア施設セカンダリースクールの体育館)で行っていたためもちろん全部キャンセル・・・

no tennis lifeがまた始まりました。

 

www.lta.org.uk

夏場とは違い、常に雨が降る季節なので、庭もぐちゃぐちゃ。ということで全くラケットを握らない生活に逆戻りです。

 

この一年、全然プレーできていないせいで、私のテニスレベルはがた落ち、

ちょっと思い出してきたなぁというところでまた小休止、いっこうに上達の気配がありませんw

 

10月・11月と、次男はオレンジボールの大会に2回ほど出場できました。

強くて上手なプレーヤーとの対戦は、とても刺激的で面白い、とテニス熱も高まってきたところで、また鎮火され・・・子どももモチベーションキープが難しいようです。

 

コロナに翻弄され続けた2020年。テニスができない今、とりあえず私はイギリス駐在中の最大の野望(大袈裟w)を叶えるべく、ついにCAEに申し込みました。

£139(約19,000円~20,000円相当)も払ったのだもの、後には引けない&落ちたくないww

www.cambridgeenglish.org

 

 

受験料|Z会の検定・テスト

でも日本で受けても、検定料はほぼ一緒です。

 

認定試験センターを探す | Cambridge English

(注)日本でCAEを受験できる試験会場は、全国に6か所のみ!( ゚Д゚)

そのうち東京に三か所あるようです。日本では全然メジャーじゃないので仕方ない気もしますが。

 

先送り先送りにしてきたこの試験ですが、帰国予定も迫りくる今、もう後がなくなりましたw

「3年以内に取得しよう~♨」というゆったりプランでコツコツ勉強するはずが、、、

結局はラストスパートが命!!いまひたすらに自分を追い込んで一夜漬け状態で受験しようとしています(^^;)

 

それにしても。2年半近くイギリスにいるのに、驚くほど英語力って伸びてなくて、自分にビックリ&ガックリです😞大学時代(遠い昔)に学部留学でアメリカに行ってたはずなんですが、どうやってエッセイとか乗り越えたんだろwってくらい、書けない。書けても陳腐な表現ばかりで、解答例のような華美麗句とは程遠い・・・

C1レベルは、いかにadvanced levelのボキャブラリーが使えるか、にかかっているので、中学高校の基礎文法+αがあるかどうかが、しっかり問われます。

 

例えば(最近知った語彙ですw)、

moving or behaving in a way that is not regular or expected = erratic

 feeling worried = apprehensive

to steal something = make off with something

difficult, needinga lot of effort = arduous

expensive, impressive, luxurious = sumptous, opulent 

 

いわば、子どもっぽい・口語的な表現は分かるけど、漢字表記すると難しく、改まって聞こえる語彙を伸ばすのが、本当に大変です。

 

高級な、ぜいたくな=華美な、豪華な、豪勢な、豪著を極めた、

みたいな感じ?

 

そんなわけで、Cambridge English のテキスト自体を学習するのは非常に効果的で、文法も正しく使えること(accuracy)が求められるので、とにかく過去問・予想問題を解きまくってラストスパートしていこうと思います!

前回のロックダウン(3か月)の間に、もう少しモチベーション維持できていたら…と思うけれど、後悔先に立たず。今度こそ、脱・Intermeditateを証明すべく頑張ります。

 

07/06/2020 帰ってきたテニス!

https://www.lta.org.uk/about-us/tennis-news/news-and-opinion/general-news/2020/march/coronavirus-covid-19---latest-advice/

 

久しぶりの更新です。

本来であれば、フレンチオープン決勝を楽しんでいたであろう時期ですが、今年はライブでテニスの試合を見られないまま、日本に帰国する日が来るのかなぁと思うと切ないです(涙)

 

さて、3月末にスタートしたイギリスのロックダウンも、徐々に、というか一気に緩和され、なんというか…日常生活が「戻ってきた」と言えるところまで来ています。

個人的には、「三密」を一切気にすることがないイギリスの生活様式は好んでいないので、まだまだテニスレッスンを再開するつもりも、子供たちをレッスンに通わせるつもりも、今のところはありません。

ただ、「法令で認められた範囲」として「条件」を満たせば、イングランドでは6人までのグループレッスンも参加できるようです。

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LTAのオフィシャルサイトより

 

正直・・・2メートルの距離を保ってテニスするってどうやって?と思うのですが。そもそも、テニスコートとコートの間が2メートルある?という疑問もあります。

 

ちなみに、フットボールクラブの練習も(プレミアリーグ含め)再開されています。

この状況は事実のとらえ方は人それぞれだと思いますが、純粋に、テニスを楽しみたい!というプレイヤーやコーチの気持ちはわかりますし、状況が許す場合は、積極的に体を動かし、メンタルヘルスを向上させていくことも大事だなと思います。

 

 

 

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スコットランドの方が、少し厳しめです。

そして今月末からは、本来であればウィンブルドン選手権が楽しめる季節・・・

完全中止という前代未聞の事態ですが、グッズだけは販売してますよ!!

shop.wimbledon.com

 

non- essential shopも、6/15以降はオープン予定なので、ウィンブルドンの店舗ももうすぐ開くのかな?とは思いますが、きっと何時間もqueueしないとなんでしょうね。。。イケアですら、リオープン直後は3,4時間待ちという事態ですので(^^;)

 

開催されてない大会のグッズというのも、ある意味レアかも?!我が家は記念に購入するつもりです(笑)