Practice makes perfect

ロンドン駐在妻のテニス奮闘記!

CAE初受験!感想&まとめ・後編

  • Listening (40分)
リスニングに関する私の持論は、believe in your gut feeling! 
正にこのフレーズの通りのダイアログがありましたが、これかな?あれでもこっちも怪しいな?と思って変えると間違える。
リーディングについても同じで、最後の二択まで絞れても、本物の理解力がない奴はふるいにかけられるような問題ばかりなので、直感を信じたほうがよい、との結論です。
試験あるあるかもしれませんが。
 
☆パート1
一番短めのダイアログで日常会話トピック、練習問題ではほとんど落とすことがないパートだったのに、、今日は正直、選択肢に答えなくない?トラップに陥ってしまいました。涙
言ってることはわかってるのに、書かれていること(パラフレーズされた要旨)が深く理解できず、文に集中すると聞き逃し、耳を済ますと文字が追えない。やってしまった〜。ま、三択なので合ってるかも😙ww
 
☆パート2
地獄のディクテーション。
めちゃくちゃ苦手で、衝撃の全問不正解も体験した鬼門。
なのですが、今日は全部聞こえた&書き取れた気がする!
そんな薄っぺらい自信なんて木っ端微塵に打ち砕かれる試験とは分かっていても、明らかにちゃんと聞き取れた情報を元に回答できただけでもマシです!
バイク便ライダーの男性によるスピーチでした。
 
☆パート3
ライティングのテーマと同じく、広告宣伝における効果・企業努力etcがテーマでした。
ラジオ番組に招かれたゲスト二人とパーソナリティによるパネルディスカッション形式。(パート3の鉄板)
毎回、1、2個はうーーん、、と悩む問題に出くわすのですが、まさに今回もそうでした。わからないものはわからない!😂
 
☆パート4
2に次いで苦手なパートのですが、ちょっとコツをつかめてきたな、というところまで持って行けてからの受験だったので、まぁ半分くらいは出来てるといいなぁという感じです。
ガイドブックを手に取った理由と、その本に関する批判はどれか、という2つのタスクを同時にやるのですが、スピーカー4の話は全く意味不明で適当にマーク(諦めも肝心)、スピーカー5は最後の最後で1つ答えを変えてしまったのを激しく後悔してます。gut feelingの法則に背いてしまった。
 
全員が同じテーマで、5人連続で話す。
スピーカーの話は分かるのに、選択肢が恐ろしくdistractingです....
しかも、それぞれのスピーカーが他のスピーカーと被るような話、同じような単語を使って話すので、正に話の論旨・要点・キーワードとなる接続ワード(but the most importanly, / but this is not the thing I had been impressed the mostなど)を注意深く聞かなくてはなりません。 
ガッチリハマったときは全問正解しやすいパートですが、一度罠にハマるともう泥沼です。笑
 
CAEリスニングは、迷って直して間違えた、というさらにその上をいくパターン=そのどちらでもないのが正答、という可能性もあり、もはや私の英語力が疑わしいとしか言えないです(笑)
 
 
  • Speaking (15分)
前編で述べたように、「私とペア組まない?」とその場で声かけてくれたスペイン人女性と臨みました。しかも順番まで受験生に決定権があり、一番目を志願しましたw
 
ぶっちゃけ・・・
今日のテストの中で一番やらかしちゃった感が強いのがスピーキングテスト。
 
 
☆パート1
 
Where are you from? 
という1問目に
I'm from Japan. 
しか言わなかった私、、バカすぎる〜😣英検3級か!と自分にツッコミました。。
 
おそらくここでの模範解答は、
 
I'm from Japan and was born in Osaka, which is one of the biggest cities in the west part of Japan. But soon I moved to a small city on the outskirts of Tokyo, and had been raised until I graduated from high school
 
 
※ほぼウソです。
 
でも、試験官は私のバックグラウンドは1ミリも知りません!
スラスラなんかしゃべることが大事なテスト、、と分かっていたのにこの有り様。
これもまた学びです。
 
 
☆パート2
1分で2枚の絵の比較してしゃべる、私が最も苦手なパート。
絵次第なところもありますが、今日のマテリアルは、
 
・水族館
・南極クルーズ船
 
の3枚。あ~、外れくじ引いた!と見た瞬間思いましたw
 
その絵に対して、
Why might have they chosen to visit there? 
What effects might have these places had on them? 
みたいな2問をまとめて1分でプレゼン。
 
もう、、最悪の1分でした。。
そんなん知らんがな!と心の中で叫んだのは言うまでもありません。
 
私は水族館とマチュピチュをチョイス。
(極端に違う状況の二枚を選ぶ方が、比較しやすいです。)
 
いま思いつく模範解答は、
 
People who'd like to enjoy outings with their children might have chosen the aquarium, whereas some adventurous and lively people would be fascinated to visit such a hidden place. 
 
Machu - pichu, I guess, would help people broaden their eyes and intrigue them with its mysterious history and unexplored beauty. On the other hand, I imagine the aquarium seems to attract curious children, and young families as well, providing one of the good memories of family gathering in their childhood. 
 
 
みたいな感じでしょうか。
 
水族館訪問が与える影響ってなんでしょうw冷静に考えてもよくわからない。
海洋生物の知識?神秘的にディスプレイされた熱帯魚に心が癒される?
日本語でも迷う解答の場面ですが、迷ってる場面は1秒もない中で、英語で答えるハードルの高さに、私は打ちのめされましたw
 
しどろもどろな自分が何言ってたのかほぼ覚えてませんが、最後はマチュピチュが与える影響が言葉にならず、若干フリーズしました。想像力や瞬発力を発揮したプレゼン能力がないことだけは、しっかりと露呈しました😂
 
ちなみにパートナーの写真は清掃に従事する姿を写した3パターンで、どんな人々がこの仕事に携わるか、それから大変な点は何か、という質問。こっちのが答えやすい、、
私への質問も、どの人々が一番長く作業しなくてはならないか、という簡単なものでした。
 
 
☆パート3&4
 
決められたテーマでのディスカッション。
 
私の予想は世相を反映して「オンラインラーニングの是非」みたいなものかと思ってたのですが、与えられたテーマは、
「なぜ人々はこのような活動をするのか」
スポーツ
山登り
楽器演奏
小説執筆
などなど
 
私を指名してくれたスペイン人女性に感謝!トークを出来たと思います。
ディスカッションっぽい言葉もお互い出せました。
個人的な体験を(おおげさに盛って)交えながら、楽器演奏はテクニックだけではなく、忍耐力や継続することの大切さを教えてくれる、(なぜかendureとかbeing patientがスラスラ出てこなかった)小説は創造性を高めてくれる、とかなんとか。それっぽいことを一通り述べられたと思います。
 
最後結論を出す時にはなぜか、「一番determined な活動はどれか」みたいな質問を出されました。
私は真っ先に「山登りは重大な決心が必要」と答え、そこから他の活動を比較して、インドアアクティビティの方が気軽かも、でも屋外アクティビティが好きな人は山登りも苦じゃない、大事なのは個人的な好み、みたいな、結論があるようなないような話ではありましたが、他の要素と比較、相手の考えに同意したり自分の意見を足したりして話す、という、このセクションのpurposeは達成できだかなぁと思います。
 
パート4は、パート3のトピックスに関連する内容を聞かれるのですが、
◎夢を持つことは大切だと思うか?(私)
Do you agree? (パートナー)
◎人は仕事に精を出すことが大切か、それはなぜか?(パートナー)
Do you agree? (私)
みたいなやり取りをしました。
 
最後の質問に対して私は、仕事に個人を捧げることも大事だが、ワークライフバランスは家族構成にも影響される、仕事100%の生活は誰もが可能ではない、みたいなちょっとした意見の付け加えを、自分の体験談も交えて述べました。
 
文法的なaccuracy, fluency, 発音、発信した内容がpersuasiveであるか、確固たる根拠に基づいているか、advanced vocabulary使えてるか、みたいな観点から、総合評価されます。
面接官の女性がとても穏やかで、にこやかに私の話に聞き入ってくれていた(風)なので、悪い印象を与えたつもりはありません。が、アティチュードも大事だけど、正確性の方がもっと大事だよ、というのがCAEのスピーキング。さて結果はいかに。
何も対策できてない部門なので、今回の結果を見て今後の対策を考えるしかないです。
 
  • 総評
CAEは、大学入学や進学を目指す人向けなアカデミックな試験ではありますが、
よくあるテーマは、
◎言語・語学(調査レポート、書評、インタビュー)
◎サイエンス(リーディングの鉄板)
◎芸術・ノンフィクションルポルタージュ
◎宣伝・広告
◎教育(コースレビュー、批判、調査レポート)
◎環境問題
地域活性化(社会問題全般)
 
ソースはどこなのかわかりませんが、マテリアル読んでるだけでも「へぇ~!」と思うこともたくさんあって面白かったです。
 
リーディングの課題(input)に出てくる英語と同じレベルが、自分で書き表せたりしゃべってプレゼンしたり(output)できること。そんな総合的に求められます。
 
大事なのは、もちろん試験に合格すること(最低限の目標)なのだけど、CAEのテキストレベルの英語を不自由なく操れたら、ネイティブに混じって勉強したり仕事したりするうえでも不自由ないだろうな、という点。
 
でも、平たく言ってしまうと、高校生のころに授業で使っていた参考書(forest)を、一文字一句逃さず全て身につけて、完璧に発音できて、聞き取れて、というところにたどり着くことができたら、それはCAEレベルに十分匹敵します。
倒置表現(Only had I seen before...とか、No sooner did I get there とか)、A is to B as C is to Dとか、あれ、これ大学受験の頃見たことあるな?という表現がわんさか出てきます。
文法って無限にあるわけではないので、構成の基本を押さえたらあとは無限に応用していくだけなので、この「基本を完璧に叩き込む」ことが圧倒的に大事です。それからボキャブラリーをどんどん増やす。
 
極端な例ですが、「この大学の英語コースにはいい先生がたくさんいて、面白い教科書もあるので、お薦めです」みたいな日本語能力では、社会人としては失格なのと同じで・・・w
「当英語コースは、専門的な知識を併せ持つ一流講師陣を取り揃え、学習者一人一人のレベルに合わせた個別学習環境を整えております。厳選されたテキストや教材も、大変ご好評を頂いております。」みたいな内容を、日本語でも英語でも表現できるかどうかって、すごく大事だと思うのです。
 
試験はひと段落しましたが、ここで学習をやめたらたぶん後退するので、とにかく細々とでも続けよう、と思いました。まさにpractice makes perfect.
 
結果は1月中旬にオンライン発表です。それまではもう少し、リラックスして過ごしたいと思います。