CAE合格しました!
2020年12月に受験したCAEの結果が、ようやく発表されました。
ロックダウンの影響もあり、採点や結果リリースに遅れが生じていたようです。
さて今回の結果がこちら。
はい、全部ギリギリでしたが、合格は合格!という区分です。
あんなに苦手だったuse of Englishだけが高得点でした。試験当日に感じた手応えは、嘘ではなかったようです。笑
全部の項目が満遍なく同じくらいの出来、との判定なので、英語の総合的な能力は認められた、と分析します。スピーキングはお情けでしょう…
完全独学で、テキストだけをひたすらにこなして受験に挑み、合格も手にしましたが、正直な感想は、「え、私の英語力はアドバンスなの?」と懐疑的です。。
体感としては、不自由なく英語を使えているかといわれると微妙だし、日常生活や勉強で困ることはないけど、ビジネスや取引場面でのスピーキングなんてできそうもないし、早口のドラマやコメディの笑いのつぼを理解するリスニング能力もなく。
やはり、「第二言語学習者」としてはそこそこ上位、ということを示す試験なのかなと思います。
私の発想はいつもネガティブになりがちですが、十数年ぶりにガチで英語を勉強した甲斐がありました!
特に、日本にいたころはリスニングに苦手意識を持っていましたが、ロンドンに来てから聞き取れるようになった部分も大きいので、30後半ですがまだまだ伸びしろあるんだなって感慨深いです。笑
ロンドン駐在中の一つの目標を達成できて、これで悔いなく日本に帰れます!
今日のひとこと:Practiceとpractise (その2)
on-a-winning-streak.hatenablog.com
私のブログには、「practice practise 違い」みたいな検索でたどり着くひとも多いようです。イギリス英語の綴りって、やはり紛らわしいですよね。
↑practise (動詞)の実用例です。街中の貼り紙で見かけました。
練習する、以外の意味でも、「実施する、行う、実行する」の意味でも使うプラクティス。
世相を反映した表現ですね、practise safe distancing!
CAE初受験!感想&まとめ・後編
- Listening (40分)
- Speaking (15分)
- 総評
CAE初受験!感想&まとめ・前編
- テスト当日
- Reading and Use of English (90分)
Cambrige English Pressが出してる本より難易度高かった気がします。
- Writing(90分)
CAE: 私の勉強法(備忘録)
ロンドンでの生活が2年8か月を超え(この間一度も日本に帰っていません)、ようやく!ようやく!!BBCニュースなどの正統派イギリス英語だったら、字幕なしでも聞き取って理解できるレベルになりました。そんなレベルの私のCAE挑戦、3年計画だったはずが、結局最後試験直前に追い込まれてどうにかこうにか頑張ってます…
やはり、「試験に申し込んだ」という後がない状況は、人を強くします。(笑)
さて、ぼんやりしてしまった感も強い過去を後悔しつつ、これまでコツコツ積み上げてきた学習方法まとめです。
①単語編
ケンブリッジ大学ベースの英語試験なので、やはり攻略&活用するべきはこの辞典!
とにかく、例文が秀逸なんです。そのまま辞書の例文をコピペ&丸暗記すれば、実践的な場面で使いたいナチュラルな表現がわんさかでてきます。
例えば、treadmill。
TREADMILL | meaning in the Cambridge English Dictionary
There were days when having kids seemed like an endless treadmill of feeding, washing, and nappy-changing.
自分の過去を思い出して、切なくなった&心にしみた例文…( ;∀;)
treadmill of~というコロケーションもばっちり覚えられます。
何を隠そう、句動詞(phrasal verbs)の知識も大量に必要なケンブリッジ英検、単語単品で覚えても全く使い物にならないので、コロケーションや前置詞の使い方もセットで正確に覚え、使いこなせないと全く点数が取れません。
そして、この辞書サイトの素晴らしいところは、自分だけのワードリストが作れる点です。
単語を調べる→辞書登録する→あとでまとめて見返す、クイズ機能を使って復習する、など、活用方法は山のようにあります。どれも無料でできるので、とてもお薦めです。
イギリスに来てから使い始めたこの辞書、1000単語以上調べて辞書登録してますが、果たしでどのくらい覚えた(身についた)のだろう…(遠い目)
さらに、何度も調べて間違ってしまう単語、およびスピーキングやライティングで実践的に使いたい(希望)単語などは、辞書で調べた単語をコピペして、グーグルタスクにも同じようにメモをしてます。オフラインでもまとめて見返すことができるので!
②テキスト編(リーディング)
CAEのリーディングは、90分の制限時間で文法的な筆記問題に答えるパート、及び長文読解(3000語~3500語)に答えるパートで構成されていて、とにかく時間との戦いです。
そして繰り返しますが、単語を正確に覚え、使いこなせないと全く点数が取れません。
そこが、英検やTOEICとは根本的に違うところ。選択問題だけでなく、筆記パートもたっぷりあるので(Use of English)、うろ覚えの知識では太刀打ちできません。だからこそ、この試験勉強のプロセス自体が非常に有効で、試験を受ける、受けないにしてもテキストを使うだけで、ものすごくためになります。
私が使っているテキストの一冊目はこちら。語学学校に少しだけ通ったときに使っていたテキスト。やってないページの方が多かったので、自主学習に使いました。アドバンスレベルの単語がわんさか出てきます。さらにライティングの構成方法、文法事項の説明もくまなくカバーされていて、非常に勉強になります。
実践的な対策にはこちらの一冊。6回分のテスト形式の問題が載っています。このテキストは、本屋で自分で買いました(2年前くらいにw)。
③ライティング編
本当はネイティブの添削とか、プライベートレッスンとか取ってガッツリ見てもらうのがよいのでしょうが、220-260 wordsのエッセイなので、正直書くのはそこまで大変じゃない&お金かける余裕もないので、とにかく例題をすべてやりまくって、数をこなす方向にシフトしました。というのも、はるか昔の話ですが、アメリカの某大学に正規で交換留学していた経験がある私、、、、エッセイは吐きそうなほど書きまくり、何十時間も図書館にこもってリサーチ&ペーパー書きまくりの日々、という下地があるので、フォーマルライティングなんて正直どうにでもなるんじゃ?という変なゆとりも感じていますw
でも、、、、解答例を見ると撃沈。
私が使ってる語彙の陳腐さと言ったら。ネイティブの子なら中高生レベルかも。
ここで求められるのは、エッセイだけではありません。90分で2本書くのですが、二つ目は、パンフレットや書評、レビュー、市町村への提言、企業へのクレーム、友人へのメールなど、多岐に渡るテーマから選択する形です。どれもこれも、すごく実践的な場面設定だし、使いこなせないとビジネスの場面では役立たず認定されてしまうんだろうなぁと実感するほど、やればやるほど表現力は高まっていくのを感じるのですが、結局使える言い回しって限られていて、自分の限界を感じるこの頃です‥‥。読むのはできるんです、言ってることもわかるんです、でも、使えない。書けない。えーん。
でも、ライティングスキルはそこまで高くなくても大丈夫です。なぜならIA添削が優秀なので(笑)
自分で書く→グラマリーにコピペ→自動添削→修正
私がライティング対策にやってるのはこれだけです。ワードカウント機能があるのも◎
④リスニング編
CAEの英語はイギリス英語がベースだけど、時折second language話者かな?という訛りのある英語も含まれています。ロンドンも正にそんな感じで、めちゃくちゃきれいなクイーンズイングリッシュをしゃべる人なんてまれで、アジア訛りだったり、強すぎて聞き取れないインド訛りだったり、あぁ言語ってツールだよね、と実感することが多いです。
言わずもがな、仮にも英国暮らしの現在、TVをつければ英語・英語、外に出ても英語・英語、英語に触れる機会は圧倒的に多いので、特に対策らしきことはしてませんが、意識的に英語を取捨選択しないと、英語に触れなくても生きていけるのは事実です。
特にこのロックダウン生活。家族との生活は100%日本語なので、英語圏にいるのを忘れそうなほどw
そんなわけで、学習用に聞いているポッドキャストはこちら。
惚れ惚れするほど美しく聞き取りやすい、ブリティッシュイングリッシュ!ルーク先生のしゃべり方が本当に好きです。テーマも面白いので、聞き流しにもお薦め。
そして、正統派英語に触れるなら、"The Crown”を見るべし!
The Crown | Netflix Official Site
エリザベス女王役の女優さんが圧巻で、英語の発音も話し方も、本物の女王そっくりです。ちなみにこのドラマは、字幕オンにしないと私には理解不能です・・・。
ちなみにCAEのリスニングマテリアルは、お陰様で聞き取れるようになれました。ネイティブのナチュラルなスピードよりは、ややゆっくりめなんだなと感じます。
が、しかし。たとえ内容を聞き取れても、選択肢に答えないじゃん?という思ってしまうようなトラップが多いので、本当に難しいです。
パート4は本当に鬼で、解答には不要な選択肢が含まれていたり(5問なのに選択肢8個)、1つの話者のスピーキングに対して、2つの問題をに同時に答えなくてはいけなかったりと(◎◎した理由、および△△の結果はどれか、みたいなタスクを同時にこなす)、読みながら聞く、聞きながら読む、およびパラフレーズ・要約された文章と聞いた内容を一致させる、ハードルの高さよ。
あ、これ自信ある!と思ったものも間違ってるし、解答読んでも「え、なんでこれ?」って思うものもあるし、本当に翻弄されています。。えーん。
⑤スピーキング編
これは…語学学校に行って、このテストを受ける仲間同士で対策を練るのが一番の近道です。「絵を見比べて1分で違いや理由を話せ」とか(考える時間なし!)、「二人で議論して結論を出せ」といったパートナーありきのテストなので、一人ではどうにもこうにもw
これこそ、オンラインレッスンとかを取ることも考えましたが、私は別に発音が苦手なわけでもなく、もはや瞬発力・イマジネーション・交渉したりその場を繋いだりする言葉遣いが命綱なので、ひたすら独り言つぶやいてますw
たとえばパート1、ロッククライミングしてる人と、ボート漕いでる人、乗馬してる人、三枚の写真があって、「この競技をするのに必要なことはなにか、そしてなぜこの競技をやるのか」なんて二つの質問に、1分で答えるのです、1分で。しかも、はいお願いします、って言われてから考える余地なしですぐスタートです。口から出てくる言葉をポンポン話せないと、1分なんて一瞬で過ぎてしまいます。恐ろしや。
スピーキングテスト自体は15分くらいしかないので、あとは当日のパートナーがどんな人かとかにもよるので、もう諦めの境地というか、とにかく話せる上位語彙を増やすことのみに尽力します。
CAEの勉強をしていく上ですごく役に立ったのは、各セクションのために学んだり身につけたりした知識が、他のセクションでもすごく役に立つことです。例えばリーディングで出会った新しい言葉は、そのままライティングでも使えるし、たとえスペルが完璧でなくとも、その言葉はそのままスピーキングでも役に立つし、リスニングでも、あ、この言葉聞いたことある、と繋がっていきます。
英語を正確に体得した、という実感がものすごく強いので、ある程度の基盤がある学習者なら、TOEICではなく、ケンブリッジ英検や(日本の)英検対策をやっていくと、語彙もどんどん伸びていくと思います。
ちなみにCAEと英検1級は同じくらいのレベルだそうです。
私はアメリカ留学から帰国した直後ですら、英検1級に二連続で落ち、TOEICも890点くらいでした。あんなに若かった時でさえ!www
だたあの頃は、ビジネス場面で必要とされる語彙なんて全然知らなかったし、そういう実践的なスキルも必要性を感じていなかったなぁと思います。CAEはアカデミックな英語はもちろん、実践的なビジネス場面や日常生活でも大いに使える表現の宝庫です。合格・不合格に関わらず、少しでも勉強しておいてよかったなぁと思えるテストにチャレンジしたことは、私の駐在生活でも上位に入る「やってよかったこと」^^
と、まとめムードになってるけど、まだ試験は終わっていないし、こんな長文ブログを日本語で書いてないで、勉強するべきwww
完全に現実逃避してますが、試験の詳細やレポートはまた今度。
14/11/2020 二回目のロックダウン中の英国より、いろいろ近況報告。
写真のリーズ城は、本文とは全く関係ありませんw
またまたブログをサボること、約半年経過・・・
前回のロックダウンが明けて、息子&私がレッスンを再開できたのは、9月。
そこからわずか二ヶ月で、イギリスは二度目のロックダウンに突入しました( ;∀;)
前回と同じく、またもや屋外テニスコートは施錠されてしまい入れず。
息子たちのレッスンはインドア施設(セカンダリースクールの体育館)で行っていたためもちろん全部キャンセル・・・
no tennis lifeがまた始まりました。
夏場とは違い、常に雨が降る季節なので、庭もぐちゃぐちゃ。ということで全くラケットを握らない生活に逆戻りです。
この一年、全然プレーできていないせいで、私のテニスレベルはがた落ち、
ちょっと思い出してきたなぁというところでまた小休止、いっこうに上達の気配がありませんw
10月・11月と、次男はオレンジボールの大会に2回ほど出場できました。
強くて上手なプレーヤーとの対戦は、とても刺激的で面白い、とテニス熱も高まってきたところで、また鎮火され・・・子どももモチベーションキープが難しいようです。
コロナに翻弄され続けた2020年。テニスができない今、とりあえず私はイギリス駐在中の最大の野望(大袈裟w)を叶えるべく、ついにCAEに申し込みました。
£139(約19,000円~20,000円相当)も払ったのだもの、後には引けない&落ちたくないww
でも日本で受けても、検定料はほぼ一緒です。
認定試験センターを探す | Cambridge English
(注)日本でCAEを受験できる試験会場は、全国に6か所のみ!( ゚Д゚)
そのうち東京に三か所あるようです。日本では全然メジャーじゃないので仕方ない気もしますが。
先送り先送りにしてきたこの試験ですが、帰国予定も迫りくる今、もう後がなくなりましたw
「3年以内に取得しよう~♨」というゆったりプランでコツコツ勉強するはずが、、、
結局はラストスパートが命!!いまひたすらに自分を追い込んで一夜漬け状態で受験しようとしています(^^;)
それにしても。2年半近くイギリスにいるのに、驚くほど英語力って伸びてなくて、自分にビックリ&ガックリです😞大学時代(遠い昔)に学部留学でアメリカに行ってたはずなんですが、どうやってエッセイとか乗り越えたんだろwってくらい、書けない。書けても陳腐な表現ばかりで、解答例のような華美麗句とは程遠い・・・
C1レベルは、いかにadvanced levelのボキャブラリーが使えるか、にかかっているので、中学高校の基礎文法+αがあるかどうかが、しっかり問われます。
例えば(最近知った語彙ですw)、
moving or behaving in a way that is not regular or expected = erratic
feeling worried = apprehensive
to steal something = make off with something
difficult, needinga lot of effort = arduous
expensive, impressive, luxurious = sumptous, opulent
いわば、子どもっぽい・口語的な表現は分かるけど、漢字表記すると難しく、改まって聞こえる語彙を伸ばすのが、本当に大変です。
高級な、ぜいたくな=華美な、豪華な、豪勢な、豪著を極めた、
みたいな感じ?
そんなわけで、Cambridge English のテキスト自体を学習するのは非常に効果的で、文法も正しく使えること(accuracy)が求められるので、とにかく過去問・予想問題を解きまくってラストスパートしていこうと思います!
前回のロックダウン(3か月)の間に、もう少しモチベーション維持できていたら…と思うけれど、後悔先に立たず。今度こそ、脱・Intermeditateを証明すべく頑張ります。
07/06/2020 帰ってきたテニス!
久しぶりの更新です。
本来であれば、フレンチオープン決勝を楽しんでいたであろう時期ですが、今年はライブでテニスの試合を見られないまま、日本に帰国する日が来るのかなぁと思うと切ないです(涙)
さて、3月末にスタートしたイギリスのロックダウンも、徐々に、というか一気に緩和され、なんというか…日常生活が「戻ってきた」と言えるところまで来ています。
個人的には、「三密」を一切気にすることがないイギリスの生活様式は好んでいないので、まだまだテニスレッスンを再開するつもりも、子供たちをレッスンに通わせるつもりも、今のところはありません。
ただ、「法令で認められた範囲」として「条件」を満たせば、イングランドでは6人までのグループレッスンも参加できるようです。
正直・・・2メートルの距離を保ってテニスするってどうやって?と思うのですが。そもそも、テニスコートとコートの間が2メートルある?という疑問もあります。
ちなみに、フットボールクラブの練習も(プレミアリーグ含め)再開されています。
この状況は事実のとらえ方は人それぞれだと思いますが、純粋に、テニスを楽しみたい!というプレイヤーやコーチの気持ちはわかりますし、状況が許す場合は、積極的に体を動かし、メンタルヘルスを向上させていくことも大事だなと思います。
そして今月末からは、本来であればウィンブルドン選手権が楽しめる季節・・・
完全中止という前代未聞の事態ですが、グッズだけは販売してますよ!!
non- essential shopも、6/15以降はオープン予定なので、ウィンブルドンの店舗ももうすぐ開くのかな?とは思いますが、きっと何時間もqueueしないとなんでしょうね。。。イケアですら、リオープン直後は3,4時間待ちという事態ですので(^^;)
開催されてない大会のグッズというのも、ある意味レアかも?!我が家は記念に購入するつもりです(笑)